災害対策マニュアル

日本の台風被害

平成三年台風第十九号

平成三年台風第十九号は一九九一年九月十六日にマーシャル諸島沖で発生しました。この台風は、九月二十三日には中心気圧が九百二十五ヘクトパスカル、最大風速が五十メートル毎秒というような、非常に大型で勢力の強い台風でした。

そして、九月二十六日になってから、宮古島付近の海上で北東の方角にその進行方向を変えました。そして、九月二十七日になって長崎県のなかの佐世保地区に上陸しました。

この台風災害による被害が大きかったのは、東北地方でその中でも青森県のリンゴ畑が大きな被害を受けました。収穫していく前のリンゴが、この台風の風害によって木から落ちてしまい、リンゴの気が倒れてしまったり、もしくは枝折れといったような被害がでてしまいました。

このとき落下してしまったリンゴは店頭での販売には不向きでしたから、ジュースであったり、ジャムなどといったような加工用になったり、東北地方の小学校ではこのリンゴが給食になったりしました。さらに、このとき倒木したりという被害を被ったリンゴ農家は、それらのリンゴの収穫が回復していくまでに相当な時間がかかってしまいますから、長期的に考えてもとても大きな被害となりました。

ですが、この時に台風の風を受けながらも木から落ちることのなかったリンゴは、その後は受験生相手に対して落ちないリンゴということで大きな人気を呼びました。そして、このときのリンゴの被害面積はすべて合わせると二万二千四百ヘクタールという面積で、リンゴの被害数量は合計三十八万八千トンであり、被害金額がなんと合計七百四十一億七千万円ということです。

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